個体差がある唯一無二なうつわ
「印判手」というのは、「型紙摺り(ステンシルの技法)」や「銅版転写」など印刷による絵付けのことで、専門の絵付け職人を持たずとも手工業的大量生産を可能とし、明治時代以降に急速に発達した技術です。これによって、絵付け磁器のうつわが日本全国に流通し、庶民の食生活スタイルが大きな変貌を遂げることになりました。銅版転写による印判手の皿には、手作業から生まれる絵柄のカスレや切れ・にじみ・色抜け・色ムラといった多くの欠点が見られます。お皿一枚一枚に個体差はありますが、なにかしらのこうした要素は必ず含んでいるとお考えください。その欠点さえもが愛おしく、魅力に思えてしまうような、唯一無二なうつわとも言えるものなのです。
普段使いのものこそこだわりのアイテムを選びたい
不揃いで素朴な味わいがある、楽しくて物語にあふれたお皿。このなます皿は、小皿よりも大きく七寸皿よりも小さいサイズで、取り分けからおかずの盛り付けにまでまかなえるサイズ。しっかりと深さもあるので、汁気のあるものにも使えて出番が多そう。
ブランド | 倉敷意匠計画室(kata kata) |
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サイズcm(約) | 直径約15×高さ約4.4cm程度 |
重量g(約) | 320g程度 |
素材 | 磁器 電子レンジ:○ 食洗機:○ オーブン:× |
原産国 | 日本 |
注意事項 | この商品の印刷手法である印判手の銅版転写法は、呉須(ゴス)と呼ばれる顔料で和紙に印刷した転写紙から、絵柄を素焼き生地に移し取るものです。銅版転写による印判手の皿には、手作業から生まれる絵柄のカスレや切れ・にじみ・色抜け・色ムラといった多くの欠点が見られます。お皿一枚一枚に個体差はありますが、なにかしらのこうした要素は必ず含んでいるとお考えください。 |
倉敷意匠計画室について | 有限会社・倉敷意匠計画室は、江戸時代から続く美しい町並みで知られる岡山県倉敷市を拠点とし、全国各地の作家や町工場の職人とコラボレーションしながら、オリジナルアイテムを企画販売する生活雑貨メーカーです。「倉敷意匠計画室」と「倉敷意匠分室」の2つのブランドネームによる展開は、今も残る手仕事の伝統を意識しながら、今の私たちの実際の暮らしに寄り添う品々を送り出したいと願うものです。 |